サンタクロース 煙突&靴下はなぜ?どんな人なの?由来は?

冬のイベント
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サンタクロースはクリスマスに、世界中の子供たちにプレゼントを届けてくれます。
子供たちは何か月も前からドキドキわくわくする楽しいイベントですよね。

そのプレゼント…サンタさんは煙突から家の中に入ってきて、用意した靴下の中に入れてくれる…ってお決まり事がありますが、考えてみれば不思議な話ですよね。

窓や玄関のドアではなくどうして煙突?かごやかばんではなくどうして靴下?…由来を調べてみました。

 

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サンタクロース 煙突から家に入ってくるのはなぜ?

サンタクロースが煙突から入ってくる理由を調べてみると、一遍の詩にたどり着きます。

現在のサンタクロースのイメージを決定づけた立役者の一人、クレメント・ムーアの書いた詩『聖ニコラウスの訪(おとな)い』です。

ムーアは1822年6人の小さな子供たちの為にこの詩を書きました。

キラ星のなか、屋根から降るのは
小さい蹄の立てる爪音
頭を引っ込め振り向いて見ると
聖なるニコラウス煙突からどすん

星が輝く夜にトナカイの引くそりで屋根の上に降り立ち、煙突から家の中に入るサンタクロースの様子が生き生きと表現されています。

子供たちはこの詩を聞いて、わくわくどきどき胸を踊らせたでしょうね。
世界中に人たちに愛されるサンタクロース像はこの詩から生まれました。

しかし…ムーアは人類学を学んだ学者、自分の想像だけで、このサンタクロースのイメージを生み出したのではありません。

ラップランド(スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・ロシアの4カ国にまたがる地域)に住んでいた古代ラップ人の住居であるテントにその秘密があります。

古代ラップ人はトナカイの皮のテントを地中に設置していました。そのテントの出入り口は屋根に開けた穴です。

この穴は出入り口でもあり、テントの中で火を使う時には煙突の役割をしていました。

サンタクロースはこの煙突(出入り口)から家の中に入っていって尻もちをちたのです。ですから、サンタクロースの煙突は初めは屋根の上に長く伸びた暖炉の煙突ではなかったのですね。

どうりで長い煙突では出入りが不便そうだな…と思いました。

 

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サンタクロース 靴下にプレゼントを入れるのはなぜ?

先ほどの煙突の由来の説明に“聖なるニコラウス”なる人物が登場しました。
実はこの人は実在の人物で、サンタクロースのモデルと言われています。
聖ニコラウルはたいへん慈悲深い人物で、弱い人・貧しい人を助けた話がたくさん伝わっています。その内の一つにこんな話があります。

ある時、ニコラウスは全財産を失い貧しくなってしまった商人の噂を耳にします。

その家には嫁入り前の娘が3人いたのですが身売りするしか生きる術がなくなってしまいました。

そこで、ニコラウスは自分の正体がばれないように、夜中に窓から金貨を投げ入れました。

するとその金貨は干してあった娘の靴下の中に入ったといいます。
この金貨のおがげで娘は身売りを逃れ幸せな結婚ができました。

他にもニコラウスには、誘拐された子供を救ったエピソードもあり、子供の守護聖人とされ、サンタクロースとしてクリスマスには欠かせない存在となりました。

靴下を吊るしておけばプレゼントがもらえるという伝承は娘を救ったこのお話から来ています

 

 

まとめ
諸説ありますが、サンタクロースの煙突と靴下にはこんな由来があったのですね。

ベルギーやドイツ、スイスなどでは12月6日は聖ニコラウルの日です。
聖ニコラウスの命日12月6日は。慈愛に満ちていたニコラウスを偲ぶお祭りが今でも行われています。

クリスマスのサンタクロースは全世界的にキャラクター化されてしまいましたが、モデルとなった聖ニコラウスは伝統を大切に受け継がれています。

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