クリスマスケーキ 日本と海外の違いは?ブッシュドノエル パネトーネの由来

冬のイベント
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クリスマスケーキと言えば、ふわふわのスポンジケーキに生クリームたっぷり、いちごやサンタやヒイラギの飾りがついたものが定番ですよね。…でも、実はこのクリスマスケーキは日本だけみたいなんです。海外のクリスマスケーキとの違いと、各国のクリスマスケーキはどんなものがあるのか調べてみました。


 

 

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クリスマスケーキ 日本と海外の違いは?

クリスマスケーキ、海外と日本の大きな違いをあげるとしたら、海外はシンプルなバターケーキ、日本はきれいに飾り付けしたデコレーションケーキ…と言えます。
イエスキリストの降誕祭として祝う海外のクリスマスは食べ物にも古くからの歴史と習わしがあります。
日本ではキリスト教の伝来は1540年頃の戦国時代ですが、クリスマスは明治以降、冬の楽しいイベントとして全国に広まっていったので、海外の方からみると日本人のクリスマスは違和感を感じる事が多いといいます。
日本のクリスマスケーキが現在のようなデコレーションタイプになったのは、1910年創業の洋菓子メーカー不二家が発売し大人気となったものです。生クリームたっぷりのいちごのショートケーキは文句なく美味しいくて大好きですが、海外の代表的なクリスマスケーキにはどんな由来があるのか気になるので見ていきましょう!

 

 

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ブッシュドノエルの由来は?~フランス~


ブッシュドノエルはフランス語で「クリスマスの薪」という意味。切り倒した木が横になったような、切り株のような見た目のこのケーキはフランス生まれ、日本でもおなじみですね。昔々キリスト教が伝わる以前に行われていた冬至のお祭りユールでは大きな薪を燃やして太陽の復活を祝ったとされています。この風習は19世紀以降すたれてしまいましたが、クリスマスの薪、ブッシュドノエルとしてケーキに姿を変え名残をとどめる事になりました。

 

 

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パネトーネの由来は?~イタリア~


近年、日本でもじわじわと知名度をあげているパネトーネ。
ケーキというよりはパンに近く、パネトーネという名前も“大きなパン”という意味があります。柔らかく焼き上げた甘いブリオッシュ生地の中にレーズン・プラム・オレンジピールなどのドライフルーツが入っています。生地の発酵には特殊なパネトーネ酵母が必要で、本場イタリアでも家庭で手作りされることは少なく、パン屋やお菓子屋で購入するのが一般的です。その起源は古くローマ時代にはすでにパネトーネの原型となるものが存在していて、お祭り用のお菓子として作られていたようです。古代ローマ時代から、イタリアのお祝い事には欠かせないお菓子なのですから、キリスト教が伝わりクリスマスを祝うようにってからも、パネトーネはしっかりと受け継がれていったのです。

 

 

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クリスマスプディングの味 おいしい?まずい?~イギリス~

プディング…プリンという名前がついているのですが、日本でお馴染みのみんな大好きな卵と牛乳たっぷりのプルプルデザートとはかなり見た目も味も違うんです。
イギリスのクリスマスに欠かせないお菓子、クリスマスプディングの起源をたどるとケルト神話の神様のために作った粥と言われています。ナツメグ、シナモン、クローブなどの香辛料やラム酒をたっぷり入れ、しかも!完成まで数か月熟成させるので、そのお味はかなり強烈な個性を持っています。本場イギリスでも「おいしい!」といって喜んで食べる人もいれば「まずい…」と苦手な人もいるようです。

 

 

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ドイツ レープクーヘンは固い?


ドイツのクリスマスには欠かせないクッキーレープクーヘンです。
はちみつと香辛料をたっぷり使用している甘くてスパイシーなお菓子です。
ヘンデルとグレーテルに出てくるお菓子の家にもループクーヘンが使われています。
このループクーヘンには食べる用と飾り用があり、たまに「ループクーヘンは固くて食べれない!」との声をきくことがありますが、これは飾り用のループクーヘンの事だと思います。食べる用のループクーヘンは飾り用はハート型にチョコレートをコーティングしてり、アイシングで飾りつけして紐を通したりしています。とっても可愛いです。
食べる用はしっとり柔らかな食感なので安心して下さいね。
スパイスとはちみつで作られたパンの起源は紀元前350年のエジプトまでさかのぼる事ができます。その後ヨーロッパの様々な国々で変化しながら受け継がれてきました。保存がきくので修道院などでも好んで作られました。

 

 

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シュトーレンの由来は?~ドイツ~


シュトーレンは日本でもすっかりおなじみですよね。
クリスマスが近づくとシュトーレンが並ぶパン屋さんも増えてきました。
大きさの割には結構お値段がしますが、その噛み応えと味わい深さに一度ハマると毎年クリスマスの時期が楽しみになります。シュトーレンとは『坑道』という意味です。
そのトンネルのようなその見た目から名づけられました。古い記録によると14世紀に当時の司教へのクリスマスのプレゼントに使われていたようです。ドイツではクリスマスの4週前からシュトーレンをスライスして少しづつ食べるのが習わしです。

 

 

まとめ
海外のクリスマスケーキや焼き菓子は、古い伝統を大切に受け継がれていることがわかります。昔ですからスパイスやお酒、ハーブなどがたっぷり使われています。お供えや保存食として重宝していたのでしょう。生クリームといちごたっぷり要冷蔵の繊細な日本のクリスマスケーキとは真逆ですね。日本はふわふわケーキと伝統ある各国の焼き菓子の両方を味わえるので、なんと贅沢なんでしょう!と思ってします。

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