クリスマスの由来を簡単に解説!サンタクロースは?子どもへの説明は?

冬のイベント
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クリスマスは大人も子どもも心躍る年末の楽しいイベントですよね。
でも…そもそもクリスマスって何でしょう?イエス・キリストの誕生日って聞いた事あるけど?サンタクロースはどうしてクリスマスにプレゼントをくれるの?子どもに説明する時何て言えばいい分からない!…クリスマスやサンタクロースの由来を紐解いてみましょう。

 

 

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クリスマスの由来を簡単に説明すると?

まずクリスマスの言葉の意味ですが、英語でキリスト(Christ)のミサ(mass)が語源になります。
クリスマスはイエス・キリストの降誕記念日であり、
一般的に思われている誕生日(キリストが生まれた日)ではありません。
イエス・キリストがこの世に生まれてきた事をお祝いする日です。
実はキリストの生年月日は不明なのです。
キリスト教と言えば聖書ですが、この聖書にもキリスト誕生の有名なエピソードは書かれていますが、
その日付けの記述はありません。
それでは、どうして12月25日にキリストの誕生を祝うクリスマスが行われるようになったのでしょうか?
12月25日はその頃の暦で冬至に当たります。1年の内で最も昼の時間が短い日。
この冬至というキーワードにクリスマスが12月25日に決まった秘密が隠されています。

季節によって日照時間の差の大きいヨーロッパ北部では昔から夏至と冬至は重要な日で盛大にお祭りが行われます。
北欧の冬至の頃と言えば1日ほとんど太陽が昇らず厳しい寒さです。
冬至を過ぎると少しづつ日照時間が長くなるので『太陽の復活』を盛大に祝うのです。
この北欧に伝わる冬至のお祭りはユールと呼ばれています。

また、紀元後、ローマ帝国ではキリスト教が広がりつつありましたが、
昔から人々に信じられていたミトラ教も存在感を失っていませんでした。
ミトラ教の神様は太陽神ミトラです。冬至は「不滅の太陽の誕生日」と呼ばれミトラ教にとって重要なお祭りの日でした。

北欧の人々や土着宗教を信じるローマの人々にとって大切な冬至という日に
クリスマスを決めた理由は…異教徒の改宗や布教の為と言えるでしょう。

キリスト教がクリスマスを12月25日に決めたのは、“キリスト教を広める”という作戦。
意外にも大人の事情というか少々打算的な理由があったのですね。

クリスマスケーキの定番、木の切り株のケーキ、ブシュドノエルは北欧のユールの風習が今に残っているものです。
このように、クリスマスはいろいろな宗教や昔から伝わる土着のお祭りが複雑に絡み合っているので、
イエス・キリストの降誕祭というだけでは説明のつかない風習が数多くあるのです。
そんな中でクリスマス最大の謎と言えばサンタクロースではないでしょうか?!

 

 

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サンタクロースの由来を簡単に説明すると

サンタクロースと言えば一般的に次のようなイメージでしょうか?

・赤い服を着て真っ白のひげを生やした太っちょのおじいさん
・トナカイの引くそりに乗って空を飛んでくる
・12月24日クリスマス・イブに煙突から入ってきてプレゼントをくれる
・プレゼントは靴下に入れてくれる

サンタクロースは実在の人物?

サンタクロースがこの定番イメージとなるまでの歴史を追ってみましょう。
まずは、サンタクロースのモデルとなったと人物についてです。
4世紀頃、現在のトルコのカトリック教会司教セント・ニコラウスがサンタクロースのモデルとなったと言われています。実在の人物ですよ。
ニコラウスは自分の富を貧しい人に分け与えたり、困っている子どもたちを助けたり、無実の罪で死刑にされそうになった人を救ったり…といった逸話が伝わっていまず。サンタクロースの元となった逸話は次のようなものです。
『貧しく金に困り若い3人の娘を身売りするしかなくなった家族がいました。ニコラウスは自分の正体がばれないように夜中にその家を訪れ、黄金の包みを娘の部屋の窓から投げ入れました。その包みは干していた靴下の中に入っていました。この黄金のおかげで娘達は身売りをせずに済み幸せな結婚ができました。』サンタクロースのプレゼントが靴下の中に入っているのはこのエピソードから来ています。
惜しみなく施し、子どもたちを助けた心優しいニコラウスはヨーロッパ中で慕われました。亡くなった12月6日はニコラウスの祭日となり現在でも各地でお祭りが行われています。12月6日にニコラウスが子どもたちにお菓子を配ってくれる…という言い伝えが生まれ、これがクリスマスのサンタクロースへと繋がっていきます。キリスト教は冬のお祭り、ニコラウス祭とクリスマスを1本化できないか?と模索します。そこで12月6日に欲しいものをお願いするとクリスマスにプレゼントを持って来てくれる…という現在のサンタクロースに近づいて行ったのです。

サンタクロースの赤い衣装はコカ・コーラが広めた?

サンタクロースが赤い衣装を着た小太りのおじいさん…というイメージを世界に広めたという話を良く聞きますが本当でしょうか?
コカ・コーラ社のサイトのQ&Aで確認してみました。
1931年(和6年)のクリスマスキャンペーンの広告で画家ハッドン・サンドブロムが描いたサンタクロースのイメージが、それまで国や地域で大きく異なっていたサンタクロースのイメージの定着に大きく影響した事は間違えのない事実のようです。
しかし、赤い衣装を着た小太りのサンタをハッドン・サンドブロムよりも前に描いていた人物がいました。アメリカのイラストレーター、トーマス・ナストです。1890年にクリスマス絵画集も出版されています。トーマス・ナストはサンタクロースを描く時、セント・ニコラウスを参考にしていたとの事。セント・ニコラウスと言えば…そう!サンタクロースのモデルとなったご本人!セント・ニコラウスが描かれている宗教画を見ると聖人の祝日に着用する赤い司祭服を着ています。サンタクロースの赤い衣装のルーツを探ると、セント・ニコラウスに帰りつきましたが、現在のサンタのイメージを世界中に広め根付かせたのはコカ・コーラと言えるでしょうね。

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クリスマスとサンタクロース 子どもには何と説明する?

クリスチャンであれば幼いころから教会に通いキリスト教の考え方やクリスマスやイースター(復活祭)の意味を教わりますが、冬のイベントの1つしてクリスマスを楽しむだけの場合、子どもにどう説明すればいいのか迷いますよね。
シンプルにこんな感じの説明はどうでしょう?

クリスマスはイエス様が生まれた日なんだよ。
イエス様は神様が「人間の世界に行ってきなさい」と
送り込んだ、神様と人間をつなぐ“神の子”なんだよ。
イエス様は人間にとっても大切な事を伝えて天に帰っていったよ。
サンタクロースはイエス様の友達でとっても子どもが大好き。
世界中の子ども達に『クリスマスを祝ってくれてありがとう』の意味を
込めてプレゼントをくれるんだって。

まとめ
クリスマスとサンタクロースの由来について簡単にまとめようと思いましたが
どちらも長い歴史の中、後付けされたり諸説があったりと、それぞれ複雑な経緯があり、なかなか奥が深いですね。クリスマスは日本では宗教に関係なく楽しむイベントですが、子どもに聞かれた事にきっかけにその由来を調べると、意外な歴史を知れて勉強になります。

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